月光に濡れる教室で、僕は。


概要:Outline

もうすぐ3月も終わる。卒業式も間近だ。
2年の僕は、退屈な授業の合間に、ちょっとした小説を書いていた。
登場するのはクラスメイト、後輩、先輩たち。
そして彼女たちは陵辱されていく。
ただの気晴らしのつもりだったのに。

まさか、それが本当になるなんて。

だれかに呼び出され、僕は月光が差し込む教室へ向かった。
そこで僕が出会ったのは。

「わたしを…犯してください」

どうして、彼女たちは僕に犯されるのか?
どうして、僕は彼女たちを犯すのか?
そして…校内で起きる、奇妙な殺人事件。

謎に飲み込まれてしまうのか、それとも…?
運命を決めるのはあなた自身です。

製品使用:Spec

メーカー名 ちぇりーそふと 推奨環境 P!!!300MHz/128MB
ジャンル 学園調教AVG HDD 1GB弱
定価 \8800 解像度 800×600・フルカラー
原画 あきら、KST DirectX 8.0a以上
シナリオ ちゅんく、ぬー サウンド PCM音源
音楽 高野ふじお、保糸みつる 音声 あり
    備考 CD2枚組

感想:Comment

出会い

以前投函したアンケートハガキによって送られてくる「ちぇりー通信」がきっかけ。
久々に調教モノかぁって感じで喜んでた。
あとは「neige+永遠の都」のスタッフコメントのところ。
「CRAVE×10」で「ちゅんく」さんの能力がかなり高い評価に値したので。


グラフィック

今回は以前のちぇりーそふとが行ってきた彩色とは別のパターンだった。
なるほど革新的で、以前の髪の毛が散らばりまくる(グラフィッカーは非常に嫌がるw)奴ではなく、どことなく淡さを出したものとなっている。
非常に繊細な塗りだったのを、別のアングルから焼きなおした感じだ。
これによって光彩の変化が自由になり、好感をもてるだろう。
(個人的意見としては私は前の非常に細密な塗りの方が好きだったりするのだが(汗))


シナリオ

「DOUBLE」「CRAVE×10」にて非常に精巧なプロットを打ち出してきた「ちゅんく」氏が今回も担当。
が、問題はジャンルなのであろう。
サスペンスとホラーを題材にすると、どうしても謎解き要素がいることになる。
ここでセオリーなのは「ザッピング」だ。
マルチアングルからのパラレルワールドを実感させる事によって、謎解きをプレイヤー自身の手に委ねる。
なるほど本作品にても使用されているが、非常に詰めが甘い。
決定的な出来事をエンディングに置き、それを伏線として利用して最後に謎解きするのなら分かるのだが、なし崩しのまま主人公もヒロインも春を迎えてにこやかに笑っている。
そんなんでいいんですか、主人公さん。
目の前で人が何人も死んでいるし、アンタ、いくら好きだと言っても犯した女とにこやかに春を迎えてハッピーエンドのつもりですか。
と、誰でも叫びたくなるような内容である。
謎解きをするのにも「読者に考えさせる」のか「倒錯叙述法」(古畑任三郎みたいな最初から犯人が分かっている)なのかハッキリしない。
もう少しヒロインのシナリオに連携性を持たせて書いて欲しかった。
新人の「ぬー」氏だが、個人的技能が光るというのはなかった。
言葉の言い回しが「ちゅんく」氏と少し違うだけで、よく似たタイプなのである。なので「いつもの『ちぇりー』」を期待する人にはそんなに問題にはならないだろう。


サウンド

最近はもう馴染みに入った「高野ふじお」氏。今回はVo曲担当で、違和感の無い綺麗な音楽だった。
この業界では必然と多くなる「ハモ」だが、イキなところであるのでこちらの耳を楽しませてくれるだろう。
BGMは別の人なのだが、非常に落ち着いたクラシックだった。
主人公がコーラス部というのもあり、クラシックが多くなるのは必然なのだが、ピアノのアンプラグな響きが心地よいだろう。
単体で聞いても劣りはしない、非常にハイレヴェルなサウンドだ。
(シナリオとマッチするかは個人の判断に任せる。単なる要素として評価する)


システム

前作「neige+永遠の都」と同じプログラム「NScript」。
このプログラムは非常に高性能なのだが、如何せんPCの性能を使いこなしきれていない感がある。
よってスキップは非常に遅く感じるし、Config画面は使いにくい。
自慢の「オートモード」は速度設定できないし、メニュータスクバーからのセーブ&ロードもできない。
「ちぇりーそふと」の作品を歴代延々とやっているとシステムが弱体化したように思えるので、非常に遺憾だ。
改善を求めたい。


エロ

久しぶりの「凌辱」「調教」モノとして期待を集めた本作であるが、その期待を裏切ってはいない。
新しく作られたシステム「CTS:Combination Training System」には少し疑問を持つが、別段問題はない。
「ちぇりー」特有の卑語連発連発連発連発連発連発………。
わはー丶(´▽`)ノ
「ちぇりー」ユーザーにとっても満足できる内容であろう。ボイスとか効果音とか非常に宜しい。
今回は汁気が少なく、なんか少し物足りないような気もするが、もうかなりエロティック。
興奮する事は間違いない。かなりお勧めだ。


総合

まず塗りが違ったのが衝撃だったが、幾度と無く見るたびに慣れてきてしまう。
そして今回も「あぁ、いつもの『ちぇりー』だぁ」って思う。
少々シナリオに難があって、でも物凄くエロなCGで、卑語連発しまくって…。
「精液、精液、中で出して!!」とか「私のおま○こ、君のち○ぽでずぽずぽしてぇぇ!!」とかかなり萌えまくりボイスで…。
「CRAVE×10」ではシナリオが物凄く良く出来ていたのだが、今回は落ちる。
新規ユーザーとちぇりー初級者はその辺を理解して購入していただきたい。
もちろん長いこと「ちぇりー」ファンやってる人間は「鬼門妖異譚」以来の改革として是非ともやっていただきたい。63点。


萌えキャラ

明海(先輩):ショートカットがボーイッシュ。かなり萌え。
小夜子(後輩):排他的だけど自分には心を開いてくれるところがなんかイイ。卑語連発も萌え。