終末の過ごし方 DVD  The world is drawing to W/end.


概要:Outline

――次の週末に人類は滅亡だ。

――1週間後に人類滅亡を控えた人々の、非日常という名の日常の物語。
その状況の中で、諦めたように学校へ通い続ける主人公達。
果たしてその先に何があるのか。

DVDにての改善点
1.256色→フルカラー
2.リマスタリング、ADPCM→WAV
3.バストアップのアンチェリ処理(背景とバストアップの境界を滑らかにする処理)の追加
4.「終末の過ごし方オフィシャルアートワークス復刻改訂版」(原画集、112ページ)添付
5.マニュアルがオンラインマニュアルに変更
6.7800円→6800円

製品使用:Spec

メーカー名 アボガドパワーズ 推奨環境 P200MHz/32MB
ジャンル スクリプトノベルAVG HDD 200 MB以上
発売日 2003/4/24 解像度 640×480・ハイカラー
定価 \8800 DirectX 8.0a以上
原画 小池定路 サウンド PCM音源
シナリオ 大槻涼樹 音声 なし
    備考 DVD
限定5000本

感想:Comment

出会い

適当にメーカーを巡回していたとき。
正確には、前作を何かの雑誌で見かけたとき。
印象的なキャッチコピーと提示された販促用のストーリー説明が気に入ったから。


グラフィック

一言で言えば、色鉛筆で描かれたようなCG。
DVD版ではMMX処理でのエフェクトが掛けられていて、それを更に効果づけている。
全体的に淡く、白が基調となっている。


シナリオ

本作品のキャッチコピーの印象深さから分かるように、終末を描いたストーリーだ。
この終末という絶望的な境遇の中での青春を描いたもの、と言えばいいだろう。
私が感情移入してみたところ、結構「鬱」的な感覚に陥った。
なるほど面白い、と思う。
あまりにも突拍子もない境遇だと誰でも最初は思う。
だがこのテキストは、その世界観をすんなりと受け入れさせてくれる。
各々の心の葛藤をこれほどまでに描写しながらも、対社会的な要素を寸分狂いなく描く。
これが並大抵のことではないことを、ここで提示しておこう。


サウンド

日常のシーンでピアノが使われているが、私個人としては可もなく不可もなく、といった所だ。
ゆっくりと落ち着いた、綺麗な音楽だとは思う。
だが別のシーンで、「焦燥」を意識した音楽を聴いたが、あまりしっくりこなかったと思う。
なので、そこまで特筆すべき点は無い。


システム

お馴染みの「アボパ純正ADVシステム」。
このシステム、使いやすいことはそうなのだが、なんか安っぽい。
そりゃスキップも早いし、セーブ&ロードもクイックなのでいいとは思う。
オートモードは搭載しているし、フォント選択だって出来る。
だが、安っぽい感じは否めない。
バックログ機能は別ウインドウを開いたと思ったらボタンだけだし、トップ画面のタイトルはビット出てるし…。
現在のゲームでもこれを流用しているのだから困ったものだ。
この辺の改善を求めたい。


エロ

全員が眼鏡っ娘(主人公も)なので好き嫌いの分かれるところだが、別にエロくないわけではない。
いろんな種類の胸が登場するし(大きいのから小さいのまで)、いろんなバリエーション(体位)も含んでいる。
中には覗きのシーンもあるので、一応「標準」と書いておく。


総合

キャッチコピーでド肝を抜かれる方も多いかもしれないが、中の作品はアッサリ目。
開始から普通に読んでも1時間程度で終わるし、サックリ終わると思う。
既読スキップもあるし別段困ることは無い。
ただ、私個人の意見としては、このような「世界破滅系」企画なら、もう少し描く部分もあったんじゃないだろうか。
青春をたった一週間で描ききるのは難しいとは思うけれど、これだけ世界観構成が上手いのだから出来ないことは無いと思う。
何にしても、結末の終わり方が全編の内容を物語っているように思えた。
アッサリと、かつスッキリとスマートに。
「ごきげんよう、さようなら。――良い終末を。」50点

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