Flugel 〜約束の青空の下へ〜


概要:Outline

今から遙か昔、あるいは遠い未来かもしれない話。
人は大きく分けて2つの種類が存在した。
内なる力、自然の力を扱うことの出来る「魔法」を扱うことの出来る者と、そうでない 者。
かつてお互いに協力しあい、共に過ごしてきた時代は、ある発見と発明の元に、その均衡が崩れていく。
「魔法」を操る事の出来ない者が、なんとしても「魔法」と同等の力を持つ物を考え
そして出来たのが、石油や石炭を主とした、様々な内燃機関の道具や機械の数々だった。

その内燃機関の発達と共に、「魔法」を持つ者達の必要性がなくなり
やがてその居場 所すら追いつめられる立場となった。

そんな者達の第2の利用価値として見いだしたのは・・・各国の軍人達だった。
強大な「魔法」という力を、「戦争」という形で利用される事になった。
そんな捨て駒の様な扱いに、「魔法」を扱う者達は反旗をひるがえした。
そして人間達の離別。

以来、完全な「棲み分け」となってしまった2種の人間達。
それからお互いの生活を脅かすことなく、長い年月が経っていた。
・・・そう、1人の「魔女」が、内燃機関の世界へ訪れる、その日までは・・・。

製品使用:Spec

メーカー名 Tactics 推奨環境 P233MHz/64MB
ジャンル AVG HDD 400 MB以上
発売日 2002/2/15 解像度 640×480・24bitカラー
定価 \8800 DirectX  
原画 八葉香南/かんたか サウンド PCM音源
シナリオ 田代 裕 音声 主人公以外フルボイス
    備考  

感想:Comment

出会い

店頭で。
パッケージの裏見てみてストーリーに惹かれる点があった。
友人に説明を求めたところ、以前倒産した会社が開発していたとのこと。


グラフィック

原画家は「八葉香南」氏と「かんたか」氏。
もちろんTacticsの看板原画家だけあって(2003年8月現在)、申し分ない出来。
主人公のCGと立ち絵に少し難があるものの、女性キャラは可愛らしくできあがっている。
また、さすが大御所と言った所か。背景がもしっかり塗れている。


シナリオ

シナリオライターは「田代裕」氏。
「魔法」と「人間」の葛藤を描いていて、難解なテーマに見える。
だが、抽象すると「天空の城ラピュタ」。(以下ネタバレ反転)
帝国軍に追われるところから始まり、「魔法」を戦争に利用しようとする悪者、はたまた飛行船によって悪天候の中を突っ切ってヒロインの生まれた場所へ戻る。
他にも想起させられる点は多く、似通っているといっていいだろう。
さて本編についてだが、短いのが少し難点だ。
そもそも文章を読んでいてわかると思うのだが、コメディーなタッチは一切無く、全編通してシリアスな雰囲気が漂っている。
だからどちらにしろそんな文章を長く読もうという気にはなれないのだが、余りにもあっけない幕切れ方であり、いささか不信感が残ってしまうのだ。
途中部分では私の心に訴えかける点が少なくないので涙出そうになるのだが、その一点だけがマイナスである。


サウンド

CDDAの高音質音楽は脱帽。
雰囲気に合っているなどは別にしても、単体で聞いても見劣りしない出来だ。
フルートの音色などは心を和ませるほか、何か過去を思い出させてくれる感じがした。
それに対してキャラの音声はフルボイスであるのに音質(ビットレート)はかなり低い。
音が割れている部分など日常茶飯事である。


システム

プログラム自体は快適なので別に問題はない。
CGモード、回想モード、音楽モード、既読スキップ、クイックセーブ&ロードなど不備はない。
しかし私のパソコンが相性悪かったのかどうか知らないが、一部プログラムが暴走する箇所があった。


エロ

まさにTacticsのお家芸。
ヒロイン全員が主人公とエッチするまでに処女を失っているのが凄い。
とにかくエロいわけで、実用性としては抜群。


総合

「空」とかのキャッチコピーがつくと確実に振り向いてしまう私なので仕方ない。
本作品はまさに「ラピュタ」であり、それにしてもよく出来ている作品である。
多分この作品を別のブランドが作ったものならば、確実に「地雷ゲー」の烙印を押されるのであろう。
フルボイスの低音質に泣かされることがあるが、BGMは絶対に聞いて欲しい。
退屈なシナリオと突っぱねる方もいるとは思うが、設定などは良く出来ている。
つまりマイナスポイントは多数あるものの、プラスポイントによって確実に補強されているのだ。
中古でいいので一度流行って欲しい作品。70点。


萌えキャラ

ミュシャ=ヒリーベンツ:送り狼になりたい(ぇ

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